債券相場は下落、株価大幅高で先物中心に売り-10年利回り1.315%

債券相場は下落(利回りは上 昇)。前日の米国株式相場の大幅続伸を受けて、日経平均株価が300 円を超す大幅高となっており、先物市場を中心に売りが優勢だった。

三井住友アセットマネジメント保険資産運用第1グループヘッド の堀川真一氏は、「株価が急反発したことの影響が大きく、売り材料 となっている。日経平均は、米国株続伸に加え、上場投資信託(ET F)転換権が付いた政府保証債の発行を始めるとの報道を好材料にし ている」という。

東京先物市場の中心限月6月物は、前日比3銭安い138円89銭 で取引を開始した。直後に138円94銭まで上昇したが、株高が加速 すると売りが膨らんで、一時は138円54銭まで下げた。結局は34銭 安い138円58銭と午前の安値圏で引けた。6月物の午前売買高は1 兆2874億円。

12日の米株相場は大幅続伸し、ダウ平均株価の終値は前日比239 ドル66セント高の7170ドル6セントと2月26日以来の高値で終え た。米株高を受けて、日経平均は前日比315円98銭高い7514円23 銭で引けた。13日付の日経新聞は、政府・与党が「銀行等保有株式取 得機構」の機能を拡充し、ETFの買い取りを可能にする方向で検討 に入ったと報じており、政策期待の高まりも株価を押し上げた。

大和証券SMBCの岩下真理チーフマーケットエコノミストは、 「株価の急伸を警戒している。20カ国・地域(G20)財務省・中央銀 行総裁会合を控えて、持ち高調整の売りも出やすい」という。同会合 は13日から2日の日程で英国のロンドン郊外で開かれる。

新発10年債利回りは1.315%

現物債市場で新発10年物の299回債利回りは、前日比0.5ベー シスポイント(bp)高い1.315%で取引を開始した。しばらく、今週の 最高水準となる1.315%で推移した後、いったんは1.31%を付けたも のの、すぐに1.315%に戻した。

午前の現物債相場は、前日比30銭超も下げた先物相場に比べて 小幅な値動きにとどまっている。三菱東京UFJ銀行円貨資金証券部 の峯島泰樹副部長は、「株高を受けて売りが出ているが、下げ幅はそ れほど大きくない。決算期末を控えて動きにくいうえ、資金が潤沢に あるところが買いも入れている」と話した。

--共同取材:宋泰允、池田祐美 Editor: Norihiko Kosaka, Hidenori Yamanaka

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