夜は強気、日中は弱気が最高の運用戦略-ゴールドマン・サックス

ゴールドマン・サックス・グルー プによると、投資家は他人が抱く夜への「恐怖」を利用するのが得策 のようだ。同社が1993年以降のデータを基に分析したところ、米国 株のポジションを翌日まで持ち越すと、投資が4倍に膨らむ傾向が見 られたという。

ゴールドマンのアナリスト、ピーター・ベレジン氏(ニューヨー ク在勤)は12日に顧客に配布したリポートで、S&P500種株価指数 の先物や同指数に連動するファンドを取引終了直前に買い、翌日の取 引開始時に売却した場合のリターンが93年以降のデータでみると、 309%に達したと指摘。これとは逆の戦略では、リターンはマイナス 58%だったという。

ベレジン氏は、投資家やトレーダーは海外市場での下落に対応で きないため、翌日までポジションを持ち越すことに一段と消極的にな っている可能性があると説明。「これが、取引終了時に売却し(それ が結局、日中のリターンを低下させ)、取引開始時に購入する(その 結果オーバーナイトのリターンが高まる)要因だ」と述べ、「こうし たオーバーナイトのリスクを回避する動きは、弱気相場の中で強まる 可能性が大きい」との見方を示した。

リポートによると、取引終了時と開始時の価格差は2008年10月 以降9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大した。「長 期間」の平均は5bp。ベレジン氏は、最も得策なのは夜間にS&P 500種を買い持ちし、日中は空売りすることだと記した。

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