ユビキタスエナの初値2000円、公開価格の2.1倍-ジャスダック上場

企業に対してエネルギーコストの 削減提案などを行うユビキタスエナジーが13日、ジャスダック市場に 新規株式公開(IPO)し、午前10時55分に初値を付けた。初値は 2000円と、公開価格の2.1倍。環境関連というテーマ性がある上、資 金吸収額が少額で好需給も期待され、買いが優勢となった。午前終値は 1996円。

同社は中小規模の製造業者向けに、電気料金の支払い負担を軽減す る商品販売やサービスなどを提供している。工場設備の稼働状況などを 点検、電力契約の種類を変更し、電気基本料金を抑えることが出来る電 子ブレーカーをリース提供している。昨年9月末時点の契約件数は1万 件。契約年数は7年。コストを抑えたい企業が多いため、「景気悪化は 業績に追い風になる」(IR担当の山下雅充氏)という。

契約件数の増加に伴い、業績は好調だ。09年3月期の単体業績は、 売上高が前期比58%増の29億8741万円、経常利益は同72%増の3億 6080万円、純利益は同82%増の2億400万円をそれぞれ見込む。EP S(1株当たり当期純利益)は144円21銭で、公開価格の今期予想P ERは6.6倍。

一方、公開株式数は29万9000株、市場からの資金吸収額は2億 8405万円と、昨年IPOした1社平均28億円と比べてかなり小粒だ。 いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は、「資金吸収額が極端に小 さく、株式需給面で上昇しやすい。今後IPO銘柄の間で資金が好回転 してくる可能性がある」と話していた。

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