損保JPN、日本興亜:来春の経営統合を正式発表-3メガ時代に(3)

損害保険ジャパンと日本興亜損害 保険は13日夕、2010年4月1日付で経営統合すると正式発表した。共 同設立の持ち株会社の傘下に両社が入る。金融危機や自動車保険の販売 不振などを背景に業界再編が加速、来春誕生する三井住友海上グループ 、東京海上グループに次ぐ第3の規模の損保陣営となる。

発表によると、持ち株会社が新たな上場会社となる。株式移転比率 は7月までに詰め、新会社の名称は今後検討する。共同CEO体制で経 営に当たり、両社から同数の社内取締役を指名、社外取締役も加える。 損保事業以外についても統合・再編を協議していく。

日本興亜の兵頭誠社長は記者会見で「昨年夏ごろから佐藤社長と話 し合いを重ねてきた。将来ビジョンなどでベストパートナーと考えた」 と述べた。損保ジャパンの佐藤正敏社長はM&A(合併・買収)も視野 に「海外はガンガンやっていきたい」とし、兵頭氏も「国内は遅かれ早 かれ少子化などが進む」と、遅れていた海外展開に意欲を示した。

これまで独自路線を貫いてきた両社も、景気悪化で自動車保険の販 売が低迷する一方、市場混乱が財務力の低下につながり、経営統合を迫 られた。両社の筆頭株主である米投資ファンドのサウスイースタン・ア セット・マネジメントは、日本興亜に対して、他社との経営統合などを 求めていた。

損保業界ではスケールメリット(規模の利益)を追求する再編が加 速している。三住海上H、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の 3社は1月下旬、来年春の経営統合計画を発表した。3社の正味収入保 険料は合計2兆7300億円(2008年3月期)で、東京海上ホールディン グスの同2兆2500億円を抜き、業界トップに躍り出る見通し。

損保ジャパンは個人向け商品の開発・販売に強く、日本興亜は地方 銀行との連携による商品販売に強みを持つ。

--共同取材: 伊藤 小巻 Editor : Kazu Hirano, Takashi Ueno

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