短期市場:翌日物0.10%前後か、積み最終も資金潤沢で超過準備増加

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後か。準備預金の積み上げ最終期日だが、積みにめどを つけた銀行が多いとみられ、引き続き調達需要は限られる。一方、日 本銀行は潤沢な資金供給を継続する見通しで、0.1%の利息が付く超過 準備は一段と膨らみそうだ。

12日の翌日物の加重平均金利は0.2ベーシスポイント(bp)上 昇の0.105%。一部大手銀行や地方銀行などの調達が0.08-0.12%で 推移した。朝方の取引が一巡すると調達は減少した。13日受け渡し分 は0.09%程度、ユーロ(オフショア)円は0.15%程度に強含んだ。

最終日の準備預金の必要積立額3兆1400億円に対して同残高は 9兆円近くと、資金需給には大幅な余裕がある。必要以上に積み上げ る超過準備はすでに4兆5600億円まで膨らんでおり、この日は前月の 積み最終日の水準(5兆6700億円)に迫る可能性もある。

日銀は積み最終日に向けて資金供給量を縮小していたが、資金に 余裕のある状況は変わらず、来週以降は年度末に向けて一層潤沢な資 金を供給してくるとみられている。このため、前日の全店共通担保オ ペ(期日6月22日)の最低落札金利が0.18%と、今年度末では最低 水準に並んだ。

もっとも、国庫短期証券(TB)利回りが下げ渋るなど、短期国 債の需給悪化懸念も根強い。来週も相次ぐ入札で発行が膨らむが、年 度末を控えた投資家は慎重。23日に国債の大量償還日を迎えるが、レ ポ(現金担保付債券貸借)金利上昇を警戒する見方が根強い。

準備預金8.9兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は7000億円増の11兆6000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は9000億円増の8兆9000億円程度になる見込み。短資 会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)3兆1400億円と積み終了先 4兆5800億円から推計した中立水準は7兆7000億円程度になる。

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