BOA:09年1-2月は黒字、通期でも利益出る-ルイスCEO(3)

米銀大手バンク・オブ・アメリカ (BOA)のケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)は12日、2009 年1-2月の業績は黒字だったと述べるとともに、通年でも利益が出る との見通しを示した。

ルイスCEOはボストンで講演後に記者団に対し、「今年1-2月 は黒字だった」と述べ、09年全体でも「利益が出ると予想している」 と語った。講演原稿によると、ルイスCEOは同行が今年、税金と引当 金の調整前ベースで500億ドルの利益を計上する可能性があるとし、 連邦政府の追加支援は不要との認識を示した。今年の総収入は1000億 ドルを上回ると予想した。

今年1-2月の業績が黒字になったと発表した大手米銀のCEOは 3人目。ルイスCEOは公的資金による追加支援なしで信用危機を乗り 越えるとの自信を表明した。

BOAの株価はニューヨーク証券取引所で4日続伸し、12日午後 4時2分(日本時間13日午前5時2分)現在、前日比92セント (19%)高の5.85ドル。

ルイスCEOはまた、経済全般の回復のタイミングを見て、公的資 金を早期に返済し、政府による規制を回避したい方針も示した。景気回 復の最初の兆候は住宅価格に表れるとも述べ、住宅不況が顕著だった米 カリフォルニア州の住宅市場に注目する考えだと語った。

国有化に「ノー」

ルイスCEOはさらに、四半期ごとに証券を時価で評価すること 義務付ける会計ルールについて、米議会は緩和策を打ち出すとの見通し を示し、「良識のある措置だろう」と語った。

米政府の金融安定化資金枠については、同CEOは金融システム の崩壊を阻止し融資拡大につながると評価したものの、一部アナリスト や議員が求めている政府による大手国際金融機関の全面的買収には反対 意見を示した。同CEOは「国有化を発表すれば、金融システムに対す る信頼が一段と損なわれ、投資のコミュニティーに動揺を与える」とし、 「国有化となれば、一般の株主だけでなく、恐らく債券保有者も全滅す ることになりかねず、悪夢になると思う」と語った。

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