ECB:09、10両年のインフレ率、大幅に2%下回る公算-月報

欧州中央銀行(ECB)は12日発 表した3月の月報で、2009、10両年のユーロ圏のインフレ率は同中銀 が上限とする2%を大幅に下回るとの見通しを示した。

ECBは「インフレに関するこの見通しは、商品価格の下落と域 内の物価とコスト上昇圧力の低下によるもので、経済活動の大幅な減 速を反映している」と説明。5日の政策決定後の発言の内容を踏襲し た。「景気は10年中に緩やかに回復する」との見通しも示した。

ECBは5日に政策金利を0.5ポイント引き下げ1.5%とした、 トリシェ総裁は同日、インフレ率は年央前後にマイナスとなる可能性 があるものの、ユーロ圏にデフレリスクがあるとは考えないと述べて いた。

5日に公表したECBの最新の経済予測は、今年と来年のインフ レ率が平均でそれぞれ約0.4%と1%前後と予想。成長率は今年がマ イナス2.7%、来年はゼロとみている。

月報では「景気見通しへのリスクはより均衡したとみられる」と の認識を示した。引き続き、経済を「不確実性が取り巻いている」と 付け加えた。

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