バフェット氏:米国での買収先模索を再開-値下がりと競争低下で好機

米保険・投資会社、バークシャ ー・ ハサウェイを率いる資産家ウォーレン・バフェット氏は、買収 先を求めて昨年は欧州各国を歴訪したが、今では米国での買収の好機 が訪れたと感じている。

企業買収を支える資金調達の道が細った今、価格は下がり買い手 候補の撤退も目立つ。バフェット氏はブルームバーグテレビジョンと のインタビューで、もう海外まで手を伸ばす必要がなくなったと語っ た。インタビューは12、13日に放映される。

バフェット氏は「このところの状況から見て、米国でいろいろな ことが起こる可能性がある」として、バークシャーが米国内で買収先 を見つける「確率の方が高い」と語った。「英国かドイツの企業につ いての電話を、明日に受けることもあり得るが」と付け加えた。

同氏は昨年5月、買収先を求めて4日間をかけスイスとドイツ、 スペイン、イタリアを回った。米国での買収機会が数少なかったこと が分かる。しかしその後、信用危機で資金調達は難しくなり株価も下 落。競合する買い手にとって環境が厳しくなるなかで、手元資金255 億ドル(約2兆4500億円)を持つバフェット氏の独り舞台の様相を 呈している。価格交渉力も十分だ。

バフェット氏は昨年7月に米化学品大手ダウ・ケミカルの優先株 30億ドル相当を購入した。総合電機のゼネラル・エレクトリック (GE)と金融大手ゴールドマン・サックス・グループの優先株80 億ドル相当も購入した。

バフェット氏は、いろいろな「ビジネスに興味があるが、この町 で一番のビジネスでなければならない」と話した。

ゴールドマンとGEの株価はバフェット氏の投資合意後に下落し、 優先株に付随するワラントの価値は今のところマイナスだ。バフェッ ト氏は「弾みをつけるような案件が欲しかった」と語った。また、ワ ラントを行使して利益を上げることがあるかどうかは分からないが、 「その確率はかなりあると思う」と述べた。

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