エルピーダ株はストップ安、下落率最大-台湾の半導体統合に暗雲(2)

台湾政府主導の半導体メーカー再 編の先行きが不透明になったことを受けて、エルピーダメモリの株価 がストップ安(値制限いっぱいの下落)。前日比19%超と過去最大の 下落率を記録して取引を終えた。台湾での再編をめぐる混乱が伝わ り、売り注文が殺到した。

エルピーダ株は午後の取引でストップ安となる100円(19.2%) 安の420円まで下げ、取引を終了。昨年12月17日以来の3カ月ぶり の安値となった。1日の値下がり率は2004年11月の株式上場以来で 最も大きく、東証1部2位(1位は破たんしたSFCG)。

この日のエルピーダ株には取引開始から売り注文が先行した。み ずほインベスターズ証券の石田雄一アナリストは「台湾メモリーを通 じた台湾当局からの資金が当てにならなくなったとみられたことが株 価を押し下げた」と述べた。再編案過大評価の反動も大きいと指摘し た。

台湾政府は5日、国内DRAMメーカー6社を傘下に置く新会社 「台湾メモリー(TMC)」を設立、エルピーダや米マイクロン・テ クノロジーいずれかとの提携を模索し統合させる方針を示していたに もかかわらず、台湾の尹啟銘経済部長(経済相)は11日、経済相は 「あまりにも複雑で困難」と発言し、先行きが一転不透明になった。

12日にはエルピーダの提携先のパワーチップ(力晶半導体)が、 両社の合弁会社レックスチップを含む3社が独自に「統合に向けた協 議を進めたい」(広報担当者、エリック・タン氏)と表明したことか ら、混乱に拍車を掛けた。

石田氏は、今後の株価は台湾との協議を見極める必要があると前 置きした上で、最安値を更新する可能性があると同時に、四半期の赤 字は縮小していく方向として「日ごとの値動きは荒くなる」と予想し ている。

--共同取材 Chinmei Sung Editors:Kenzo Taniai, Takeshi Awaji

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