白川日銀総裁:財政ファイナンスの国債購入は長期金利に悪影響(2)

日本銀行の白川方明総裁は12日午後 の参院予算委員会で、「財政ファイナンスを目的として長期国債の買い入 れを行うと、そのこと自体が日本の長期金利に悪影響を与える」と述べ、 財政支出拡大に伴い長期国債の発行額が増えることに対応し、日銀が買 入額を増やすことには否定的な見解を示した。

民主党の大久保勉氏の質問に答えた。日銀は昨年12月19日の金融 政策決定会合で、「短期の資金供給オペレーションの負担を軽減するため、 長めの資金供給となる長期国債の買い入れを増額する」として、買入額 をそれまでの月1.2兆円から1.4兆円に増額した。

白川総裁は12日の参院予算委員会で、「長期国債の買い入れオペは、 銀行券の発行残高に見合った長期安定的な資金を供給するという金融調 節上の必要に基づいて実施している。買い入れ金額はそうした必要性や、 先行きの日銀の資産、負債の状況を踏まえて決定している」と述べた。

その上で「日銀が金融調節の必要性ということから離れて、例えば 財政ファイナンスを目的として長期国債の買い入れを行うと、そのこと 自体が日本の長期金利に悪影響を与える。先ほど申し上げた長期国債オ ペの運用の考え方、日銀の政策目的をしっかり踏まえてこれからも対応 していきたい」と語った。

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