債券相場は上げ幅拡大、株反落や5年入札結果順調―10年債は1.3%割れ

債券相場は上げ幅を拡大している。 株式市場で日経平均株価が100円を超す反落となっていることや午後零 時45分に発表された5年利付国債入札結果が順調だったことから、買 いが優勢となっている。新発10年債利回りは3営業日ぶりに1.3%を 下回っている。

モルガン・スタンレー証券債券調査本部エグゼクティブディレクタ ー・金利ストラテジストの福田範行氏は、「5年債入札結果は良好だっ た。先物や5年債にテクニカルな買いが入っている」と述べた。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)0.8%の5年利付国 債(81回債、3月発行)の入札結果は、最低落札価格が100円23銭、 平均落札価格は100円25銭となった。

最低価格は、市場予想(100円22銭)を若干上回り、最低と平均 落札価格の差である「テール」は2銭と、前回債と横ばい。応札倍率は

2.70倍と前回債の3.05倍から低下した。

東京先物市場で中心限月6月物は、午後に入って一段高となり、一 時は前日比52銭高の139円2銭と、6日以来の139円台を回復した。 その後は138円90銭付近で推移している。6月物の午後1時22分時点 での売買高は1兆5521億円程度。

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、5年入札結果が 順調だったことを好感して、水準を切り下げ、2.5ベーシスポイント (bp)低い1.29%と、9日以来の1.3%割れで推移している。また、前 回入札された5年債(80回債)は2.5bp低い0.725%に低下している。

日経平均株価は反落。午後1時33分時点では前日比136円85銭安 の7239円27銭で推移している。

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