原油相場:200ドルに上昇か-船舶用燃料の硫黄分規制強化で

米コンサルタント会社PKバーレ ジャーの社長でエコノミストのフィリップ・バーレジャー氏は11日、 船舶用燃料の硫黄分に関する規制が緩和されなければ、原油相場が5 -7年の間に1バレル当たり200ドルに上昇する可能性があるとの見 方を示した。

石油精製会社は新規制に対応するため、ニューヨーク商業取引所 (NYMEX)で取引されるWTI(ウエスト・テキサス・インター ミディエート)などの割高な低硫黄原油を購入する必要が出てくる見 込みだ。バーレジャー氏は、アムステルダムで開催された燃料関連の 会議で、原油相場が昨年、過去最高値に達したのは硫黄分削減を義務 付ける法律制定の動きが要因になったと述べた。

バーレジャー氏は「規制が明確化し、海運業界がどのような方向 に進むか示唆されるまで、石油精製会社は規制に適合する燃料の生産 のための投資を行わないだろう」との見方を示した。同氏は昨年4月 のインタビューで、原油相場が昨年末までに200ドルに上昇するとの 見通しを示していた。

国連の国際海事機関は昨年4月、船舶用燃料の硫黄分の含有率の 上限を2020年までに現行の4.5%から0.5%に引き下げることで合意 した。低硫黄原油の方が硫黄分の低い燃料の精製に適している。

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