ばら積み船:納入が半減か、造船向け融資削減で-ジェンコCFO

米海運会社、ジェンコ・シッ ピング・アンド・トレーディングのジョン・ウォベンスミス最高財務 責任者(CFO)は、造船向け融資の削減により、建造が予定されて いるばら積み船の約半数の納入が危ぶまれているとの見方を示した。

ウォベンスミスCFOは電話インタビューで「特に2010年以 降に納入予定で融資が確保できない船舶の多くは納入されないだろ う」と予想。そのことは、ばら積み船の海運業界にとって良い兆しと なる可能性があると述べた。

発注済みの船舶が納入されれば用船可能な船舶の供給が増加す るため、用船レートの下押し圧力がさらに強まると予想される。ドル ーリー・シッピング・コンサルタンツ(ロンドン)の11日付リポー トによると、世界のばら積み船の運搬能力は向こう5年間に約70% (約3403隻)増強される予定。

鉄鋼輸入の減少と世界的なリセッション(景気後退)により、 用船レートが運航コストを下回ったため、商品輸送コストの指標とな るバルチック・ドライ指数は昨年、20年余ぶりの低水準まで低下。 船舶を停泊させた状態にする船主企業もある。

一部の造船会社は、造船所の完成前に受注する。ウォベンスミ スCFOは、中国では景気刺激策の資金が造船以外の分野に配分され ているため、建設が予定されている造船所が完成することはない可能 性もあるとみている。

原題:Dry-Bulk Ship Deliveries May Be Halved,

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