韓国中銀:政策金利を過去最低の2%に据え置き-市場の予想外

韓国銀行(中央銀行)は12日 の政策決定会合で、政策金利である7日物レポレートを過去最低の 2%に据え置くことを決めた。市場の予想外の決定だった。これによ り、過去10年間で最も積極的な金融緩和局面がいったん終わったこ とになる。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト15人を対象にまとめ た調査では、据え置きを予想していたのは3人のみで、残りは少なく とも0.25ポイントの利下げを見込んでいた。

韓国銀の李成太総裁は「われわれは政策金利を短期間に急速な ペースで引き下げてきた」と指摘。「今後はこれまでの利下げの効果 を注視していく」と述べた。

金利据え置き発表後、韓国ウォンと株式相場はともに下落。韓 国銀が、国内外の需要の「持続的な弱さ」に伴い、同国ではリセッシ ョン(景気後退)局面が続く公算が大きいとの見通しを示したことが 嫌気された。

韓国中銀は昨年10月9日以来、6回の利下げを実施し、政策金 利を計3.25ポイント引き下げた。尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企 画財政相は、総額51兆ウォン規模の減税や支援、公共投資に加え、 新たな景気刺激策の発表を今月計画している。

トーラス・インベストメント・セキュリティーズの調査責任者、 デービッド・キム氏は「現在の金利水準は景気を下支えするのに十分 低く、韓国銀は一段の利下げが必要かどうかを見極めようとしている のかもしれない」と指摘。「利下げすれば、同国からの投資資金流出 が強まり、ウォンがさらに下落する可能性があるため、韓国銀は恐ら く政策金利を据え置くべきだとの圧力を感じたのだろう」と分析した。

ウォンはソウル時間午後零時(日本時間同じ)現在、前日比

1.1%安の1ドル=1486.5ウォン。先週は11年ぶり安値の1597ウ ォンまで下げていた。

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