JPモルガン退社の太田氏が独立起業、投資助言や個人向け投資教育

小型株運用で定評のある太田忠氏 (44)が12日、5年あまり勤めたJPモルガン・アセット・マネジメン トを退社し、新会社を設立した。運用者としての経験を生かした投資助 言業務をメインとしながら、個人向けの投資教育なども展開する。

新会社は「太田忠投資評価研究所株式会社」で、資本金は2000万 円。太田氏は11日、ブルームバーグ・ニュースの電話インタビューで、 「社名が示す通り、自分だから提供できる情報やサービスを前面に出し、 事業を展開していきたい」と抱負を述べた。同氏は11日付でJPモル ガンを退社した。

事業の柱は、インターネットを通じた個人投資家向けの投資講座の 開設、年金や金融機関、ファンド向けの投資助言業務、企業向けの経営 やIRのコンサルティングの3つ。このうち個人とプロ向けの助言業務 については、金融庁に投資助言・代理業の登録をする必要があり、「5 月末までに認可を取得して、遅くとも7月には事業を始めたい」(太田 氏)という。

一方、プロ向けの投資助言についてはすでに一部から相談を受けて いるが、ヘッジファンドや投資信託の規模が縮小傾向にある現在は「事 業が難しい時期」と、太田氏は話した。

太田氏は1988年に関西大学を卒業後、証券や運用会社の勤務を経 て、97年からJ.P.モルガン証券で小型株のアナリスト業務に従事。 99年から2003年までの5年間、日経金融新聞のアナリストランキン グで中小型部門の1位となった。03年10月にJPモルガン・アセット に中小型株運用チームのシニア・ポートフォリオ・マネジャーとして採 用された。「株式市場は現在進行形」など著書多数。

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