短期市場:翌日物0.09-0.12%付近、日銀は国債買い現先オペを増額

短期金融市場の無担保コール翌 日物は0.09-0.12%付近で推移。準備預金の積み上げが順調で、資 金需要も限られるが、一部の大手銀行の調達で金利が下支えされてい る。一方、日本銀行は国債買い現先オペによる資金供給を再び増額し た。

翌日物は前日の加重平均0.103%に対し、一部大手行が0.09%で 調達を始め、同水準に調達希望が並んでいる。0.10-0.11%では損害 保険などの運用が指摘され、取引が成立している。ただ、準備預金の 付利の影響で0.12%を下回る運用は限られ、地方銀行は0.12%から 一部0.13%でも資金を確保している。

インターバンクの市場関係者によると、準備預金をたんたんと積 み上げる需要も残っており、金利が下がりづらくなっているという。 レポ(現金担保付債券貸借)市場も含めて流動性が低下しており、日 銀は年度末に向けて潤沢な資金供給を継続すると予想している。

日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(3月16日-17 日)の国債買い現先オペを前日より5000億円多い2兆5000億円に増 額した。1週間物(3月16日-24日)は1兆円で横ばい。前日に落 札金利が強含んだうえ、オペの開始が新しい準備預金の積み期間に入 ったため、供給額を増やしたとみられる。

年度末越え低下もTB需給は懸念

レポは、準備預金の積み最終13日の受け渡し分や、新しい積み 期間と短期国債の発行が重なる16日分が0.11%付近の低水準を続け ている。年度内は日銀の潤沢な資金供給に支えられて安定が続くとみ られているが、参加者の減少も指摘され、資金需要が増加すると金利 が上昇しやすい。

前日は本店共通担保オペ1兆円(期日4月2日)の最低落札金利 が0.15%の落ち着いた水準で決まり、年度末越えの資金手当てに安 心感も広がった。一方、国庫短期証券(TB)利回りは0.24-

0.245%で下げ渋っており、投資家需要の低迷で需給懸念がくすぶっ ている。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られ、この日の 当座預金は横ばいの10兆9000億円程度、準備預金(除くゆうちょ 銀)は2000億円減の8兆円程度になる。準備預金の必要積立額(1 日平均)は3兆2200億円。

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