損保JPN、日本興亜損:経営統合へ、来春持ち株会社-3陣営に(3)

国内損保業界3位の損害保険ジャパ ンと5位の日本興亜損害保険が、2010年春をめどに経営統合する方針を 固めた。損保業界ではスケールメリット(規模の利益)を追求する再編 が加速しており、来春誕生する三井住友海上グループ、東京海上グルー プに次ぐ規模の損保陣営となる。

関係者によると、両社は持株会社を設立し、その傘下に2社がぶら 下がる方向で検討している。13日にも発表する。損保ジャパンは大手損 保として自動車や火災保険など個人向け商品の開発・販売に強く、日本 興亜は地方銀行との連携による商品販売に強みを持つ。財務基盤の拡大 に伴い他社に遅れを取っていた海外戦略も進める方針だ。

三住海上H、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社は1 月下旬、来年春の経営統合計画を発表した。3社の正味収入保険料は合 計2兆7300億円(2008年3月期)となり、東京海上HDの同2兆2500 億円を抜き、業界トップに躍り出る見通し。損保ジャパンと日本興亜損 は統合により同2兆700億円で3位になる。

両社の筆頭株主である米投資ファンドのサウスイースタン・アセッ ト・マネジメントは、日本興亜に対して、他社との経営統合などを通じ た株主価値の向上を求めていた。

WJBキャピタル・グループのウィンストン・バーンズ・シニアセ ールストレーダーは、「規模拡大だけでなく、競争力があり存続可能な 会社になる必要がある」と指摘。マッコーリー証券アナリストのマック・ サルマン氏は、「損保3グループによる寡占状態は国内メガバンクと似 ている」と述べ、金融業界で寡占化が広がっていると分析した。

12日付の日本経済新聞朝刊などは先に損保ジャパンと日本興亜の 統合方針を報じていた。両社は12日午前、「現時点で公表すべき決定事 実ない」とのコメントを発表した。

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