日本株は反落、円高進行で輸出中心売り-NTTなど情報・通信も安い

朝方の東京株式相場は反落。米銀 大手JPモルガン・チェースの業績改善による金融危機の後退観測など から為替市場では円高が進んでおり、採算改善期待の後退でホンダなど 輸出関連中心に売りが先行。景気後退リスクを考慮し、みずほ証券が投 資判断を引き下げたNTTなど情報・通信株も安い。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリスト は、「戻り売りが出ている半面、極端に下値を売り込む動きもなく、方 向感が出づらい」との見方を示した。来週以降の相場の方向性を見極め る上で、「日経平均株価が25日移動平均線を上回れるかがポイント」 という。25日線は11日終値時点で7537円。

午前9時21分時点の日経平均株価は前日比48円94銭(0.7%) 安の7327円18銭、TOPIXは9.10ポイント(1.3%)安の

713.18。東証1部の売買高は概算で3億1145万株。

米銀大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営 責任者(CEO)は11日、米経済金融専門局CNBCとのインタビュ ーで、同行が2009年1-2月に黒字だったことを明らかにした。金融 危機の後退から逃避先としてのドル需要が後退しており、東京時間早朝 では円は対ドルで97円台前半の動きで、採算悪化への不安から輸出関 連株には売り圧力が高まっている。

JR3社が下落、花王は高い

東証1部の値上がり銘柄数は606、値下がり銘柄数は878。個別に 材料が出ている銘柄では、足元の状況や景気見通しの悪化を反映させ、 日興シティグループ証券が業績予想を減額したJR東日本などJR3社 が下落。ゴールドマン・サックス証券が格下げした山崎製パンやヤクル ト本社は急落した。半面、ゴールドマン・サックス証券が「中立」から 「買い」に引き上げた花王やユニ・チャームが高い。海外金先物価格の 上昇から、住友金属鉱山も堅調。

12日付の日本経済新聞朝刊などは、損害保険ジャパンと日本興亜 損害保険が2010年春をめどに経営統合する方針を固めたと報じた。損 保ジャパンは上昇し、日本興亜損保は急落するなど、高安まちまち。

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