大研医器が東証2部に新規上場、初値は公募価格の1150円-医療機器

外科向け医療機器の製造・販売など を手掛ける大研医器が12日、東京証券取引所第2部に新規上場した。取 引開始と同時に付いた初値は1150円と、公募価格と同値だった。その後 は上下2%内外で変動している。

同社は1968年11月設立。医療機器のディーラーとしてスタートし たが、73年に研究開発型の医療機器メーカーを標ぼう。三菱レイヨンと 連携し、超精密ろ過装置や除菌・防塵マットを開発、院内感染予防をテ ーマに品ぞろえを拡充していった。

90年投入の医療用吸引器「フィットフィックス」は、医師や看護師 など現場の医療関係者の要望を受けて開発された。「術野(手術をして いる部分)を洗浄した後に発生する血液や体液などの排液を完全に密 閉・凝固するため、感染を予防できる」(同社総務部の今井拓磨氏)と いう。

今期(2009年3月期)業績予想(非連結)は、売上高が前期比12% 増の51億5000万円、経常利益が同24%増の6億1000万円、1株あた り利益(EPS)133円80銭、1株あたり純資産(BPS)は905円。 メディキットやJMSなどの中堅医療機器メーカーは株価収益率(PE R)8-9倍で評価されており、同社にもPER8.6倍の評価が付いた。

大研医器は上場に際して75万株の公募と51万5000株の売り出し (オーバーアロットメントを含む)を実施。主幹事は野村証券が務めて いる。調達資金は「販売管理システムや財務会計システムの整備などに 充当するほか、借入金の返済に充てる」(今井氏)予定。

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