債券相場は堅調、米債高や株価反落で買い優勢―5年債入札の見極めも

債券相場は堅調(利回りは低下)。 前日の米国債相場の上昇や日経平均株価が反落したことが材料となり、 買いが優勢となった。きょう実施の5年利付国債入札は無難な結果が見 込まれているが、結果を見極めようと取引は手控え気味だった。

東海東京証券債券ディーリング部シニアリーダーの有麻智之氏は、 「米債相場が入札後もしっかりだったことで朝方から買いが先行した。 国内の5年債入札については予想外に悪い結果になることはないだろう が、過度に期待し過ぎない方が良いのではないか」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比5銭高の138円55銭 で寄り付いた後、やや売りに押され、5銭安の138円45銭まで下げた。 その後は再び買いが増えて、138円64銭まで上昇した。結局、11銭高 の138円61銭で引けた。6月物の午前売買高は6438億円。

BNPパリバ証券シニア債券ストラテジストの山脇貴史氏は、「株 安が円債相場の下値を支えている。また、昨日まで5年債入札を前に売 りが出て、0.8%近くに達したため、売り進む必要はなくなった」とい う。日経平均株価は反落。前日比79円2銭安の7297円10銭で午前の 取引を終了した。

新発10年債利回りは1.305%

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、前日比変わら ずの1.315%で取引を開始した。その後は、若干水準を切り下げ、1 ベーシスポイント(bp)低い1.305%で午前の取引を終えた。前回入 札された5年債(80回債)利回りは1bp低い0.74%となった。

T&Dアセットマネジメントのシニアファンドマネジャー、竹田竜 彦氏は、「昨年10―12月期の(GDP)改定値は市場予想に比べ、マ イナス幅が小さかったが影響は限定的。1月は経常収支が赤字になり 、市場の焦点は1-3月に移っている」と指摘。

内閣府が発表した10-12月期の実質GDP2次速報値は前期比

3.2%減、年率12.1%減に上方修正となった。1次速報は前期比

3.3%減、年率12.7%減。ブルームバーグ・ニュース調査によると、 予想中央値は前期比3.5%減、年率13.4%減が見込まれていた。

5年入札結果は無難か、クーポンは据え置き

財務省は午前10時30分、5年利付国債(81回債、3月債)の価 格競争入札を通知。クーポンは0.8%、発行額は2兆円程度といずれも 前回債から据え置きを提示した。3月債の発行日は3月23日、償還日 は2014年3月20日。

山脇氏は、「5年債入札は新発債でもあり、無難からやや強めの結 果ではないか」と予想している。

--共同取材:宋泰允  Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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