ゲイツ氏首位奪回、資産家数30%減-フォーブス誌の世界富豪番付

米誌フォーブスがまとめた最新の世 界富豪番付で、米ソフトウエア大手マイクロソフトのビル・ゲイツ会長 が首位を奪回した。世界的なリセッション(景気後退)を受け、同番付 に掲載された10億ドル(約974億円)以上の資産家の数は30%減少し た。

それによると、10億ドル以上の資産家は793人と、昨年の1125人 から減少した。番付掲載者数が減ったのは2003年以来初めてで、減少幅 は同誌が23年前に番付を開始して以来で最大。

番付掲載者の資産総額は2兆4000億ドルと、昨年の4兆4000億ド ルから急減した。掲載者の平均資産は30億ドルと、昨年の39億ドルか ら減少。番付の上位3人であるゲイツ氏と2位のウォーレン・バフェッ ト氏、3位のメキシコのカルロス・スリム氏の資産は合計で680億ドル 減った。

フォーブス誌のスティーブ・フォーブス最高経営責任者(CEO) は11日、マンハッタンでの記者会見で、「世界経済は世界の金融システ ムに大打撃を与えた金融のハリケーンで打ちのめされている」と述べ、 「資産家が世界経済とともに打撃を受けても驚きではない」と語った。

ゲイツ氏とバフェット氏

ゲイツ氏(53)の純資産は400億ドルと、08年の580億ドルから減 少。13年連続首位だったゲイツ氏から昨年トップの座を奪ったバフェッ ト氏(78)は再び2位に後退し、純資産は370億ドル(昨年620億ドル) に減った。メキシコの電話会社テレフォノス・デ・メヒコ(テルメック ス)の経営権を持つスリム氏(69)の純資産は350億ドル(昨年600億 ドル)。

米ソフトウエア大手オラクルのラリー・エリソンCEOは純資産が 225億ドル(昨年250億ドル)に減少したものの、14位から4位に浮上 した。

番付掲載者で純資産が1年前に比べて減少したのは656人に対し、 増加したのはわずか44人だった。ブラジルの資産家エイキ・バチスタ氏 は資産が66億ドルから75億ドルに増加し、順位は142位から61位に上 昇。ヘッジファンドを運用するジョン・ポールソン氏は純資産が60億ド ルに倍増し、順位は368位から76位に躍進した。

一方、昨年の番付掲載者で資産増加が最大だったインドの資産家ア ニル・アンバニ氏は、資産が319億ドル減少の101億ドルと、今年は最 大の減少に見舞われた。

ニューヨーク市長でブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバ ーグ・エル・ピーの創業者にして筆頭株主のマイケル・ブルームバーグ 氏は、上位20人の中で唯一資産が増加した。純資産は160億ドル(昨年 115億ドル)で、順位は65位から17位に上昇した。

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