銅スクラップ価格:一部がLMEの新地金上回る-供給不足で

世界のリサイクル業者約700社が 加盟する国際リサイクリング協会(ブリュッセル)によると、銅スクラ ップの供給が非常に不足しているため、一部の等級はロンドン金属取引 所(LME)で取引される新地金の価格を上回っている。

同協会の非鉄金属部門のロバート・スタイン代表によると、高品 質の電解銅線スプラップはLMEの価格を1トン当たり80-100ドル 上回っている。過去1年間はLMEの価格を20-40ドル下回っていた。 指標となるLMEの銅先物相場(3カ月物)の10日終値は1トン当た り3720ドル。

ブリュッセルを拠点とする業界団体、欧州金属取引・リサイクリ ング連盟の先週の発表によると、世界の製造業が低迷し、リセッション (景気後退)の影響で消費者が自動車の買い替えを控えるなか、スクラ ップ金属の在庫は今年に入って約40%減少している。スクラップは世 界の精錬金属生産の約40%に利用される。

リサイクル業者オールター・トレーディング(米セントルイス) のバイスプレジデントでもあるスタイン氏は電話インタビューで、「利 用可能な金属は非常に少なく、特に中国など新興国の需要は極めて旺盛 だ」と指摘。「毎日問い合わせがあるが、そのうちの数十件は銅スクラ ップに関するものだ」と述べた。

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