不二電株が続伸、電力向け好調で今期も増収増益へ-新幹線関連も期待

制御用開閉器に強みを持つ不二電機 工業の株価が続伸。前日比1.9%高の697円まで上昇した。国内電力会 社の設備更改需要と東南アジアなどでの発電所建設需要で、主力のカム スイッチ(さまざまな組み合わせが可能な開閉スイッチ)を中心に製品 の引き合いが強い。今期(2010年1月期)も増収増益で8期ぶりの営業 利益水準回復を見込んでおり、買い安心感が広がった。

不二電機が11日の取引終了後に公表した前期(09年1月期)決算 (非連結)によると、営業利益は前の期比9%増の5億6300万円。電力 会社向けを中心にすべての製品群で増収を確保、販売管理費の抑制で営 業利益率も17.5%と、前の期から0.7ポイント向上した。

今期業績目標は、売上高が前期比2.3%増の33億円、営業利益が

2.0%増の5億7400万円。同社常務取締役総務グループ長の福永孝一氏 が今期国内事業で期待しているのは、東海道新幹線の変電所の更改工事。 「1964年の開業以来、特段メンテナンスをしてこなかったが、今期以降、 大規模な更改が始まる。変電所などで使われる各種スイッチや電子応用 機器などの受注増が見込める」(福永氏)としている。

海外向け商社販売高は前期比5%減の3億6500万円を見込む。米国 などの景況悪化で「全体的に少し遅れ気味」(福永氏)だが、中東の海 水淡水化プロジェクトや中国の鉄道網整備などに期待が持てるという。

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