ガイトナー米財務長官:G20、危機終結目指し「強力な」行動を(2)

ガイトナー米財務長官は11日、 20カ国・地域(G20)諸国に対し、金融危機の終結に向けた「強力 な」行動を求めるとともに、国際通貨基金(IMF)の新規借り入れ 取り決め(NAB)を約5000億ドル(約48兆7000億円)拡大 することを訴えた。

ガイトナー長官は、「これは世界的な危機であり、世界規模での 対応を必要としている。G20諸国はマクロ経済そして金融部門に対 して強力な措置を講じるべきだ」との声明を発表。景気浮揚策の「妥 当な基準」として、IMFの推奨する国内総生産(GDP)2%相当 を挙げた。

ガイトナー長官は、週末に開かれるG20財務相・中央銀行総裁 会議でこれらを提案する。同会議は、4月にロンドンで開催されるG 20首脳会合(金融サミット)の下準備を担う。

同長官は、IMFが一部加盟国・地域から借り入れるNABを 現行の500億ドル前後から最大で約5000億ドル増やすことを提案 した。約20%を拠出する米国は約1000億ドルを引き受ける方針だ という。

米財務省は別の発表資料で、「われわれはIMFの新興市場国 や最貧国向けの支援能力を強化する追加措置を検討するべきだ」と 指摘した。

IMFが保有する金

ガイトナー長官はまた、オバマ政権が近く議会に対し、IMF が備蓄する金の「動員」を可能にする法律を成立させるよう求める だろうと述べた。

また金融機関の幹部報酬について、主要国間では抑制する必要 性があるとの点で一致していると語った。

ガイトナー長官は2週間以内に議会に対し、新たな米金融規制 強化策を示すと言明。同案には、経済システム全体にとって重要な 金融機関の監督見直しのほか、「より入念に策定したレバレッジ規 制」も盛り込まれるという。

週末のG20財務相・中央銀行総裁会議では、景気回復のための 財政出動計画のほか、金融規制改革に関する各国の協調努力が主要 議題となる。

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