米GM:UAWとの合意、フォードの倍以上の経費節減を予想(2)

(背景やコメントを追加します)

【記者:Jeff Green】

3月11日(ブルームバーグ):米自動車大手ゼネラル・モーターズ (GM)は、全米自動車労組(UAW)との間で暫定合意した労使協約 変更による経費節減額について、同業のフォード・モーターが自社の節 減額として想定する5億ドルの2倍以上になるとみている。GMの事情 に詳しい複数の関係者の話から11日、明らかになった。

UAW指導部は2月17日、6万2000人が対象のGMの労使協約変 更で暫定合意した。ただ、退職者向けの医療保険基金についてはなお交 渉中だ。同関係者が詳細は公表されていないとして匿名を条件に語った ところでは、GMの節減額がフォードを上回るのは、労使協約でフォー ドと異なる変更があることが一因だ。

クラーク大学(マサチューセッツ州)で労働問題を教えるゲーリー・ チェイソン教授は「労働者の数が多いと、若干の条件変更でも節減額に 大きな違いが出てくることがあり得る」とし、「GMは資金繰りの厳しさ を訴える一方で経費を削減していることも示している。GMはこれまで、 状況に即した最も良い条件を選ぶことが得意だった」と指摘した。

GMは財務省から134億ドルの融資を受け続ける条件の一環として、 労組や債権者から285億ドル以上の譲歩を取り付ける必要がある。また、 最大166億ドルの追加支援を実施するよう、オバマ大統領の自動車業界 作業部会を説得しようとしている。

フォードは11日、労使協約や任意従業員福利厚生基金(VEBA) の条件変更で年間5億ドルの経費を節減すると表明した。同関係者によ ると、GMの節減額にはVEBAの変更は考慮されておらず、労使協約 の変更しか試算に入っていない。

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