英中銀:初の買い切りオペ、国債20億ポンド購入-デフレ回避へ新領域

イングランド銀行(英中央銀行) は11日、初の国債買い切りオペを実施した。これにより、デフレ回避 に向けた英国の政策は新たな段階に入った。

3カ月間で総額750億ポンド相当の資金供給を行う計画の第1弾と して、英中銀はこの日20億ポンド(約2710億円)相当の英国債を買い 取った。応札額は5倍強だった。

同中銀は5日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を史上最低 の0.5%に引き下げており、景気の一段の悪化を阻止するため、新たな 政策手段が求められていた。

ドイツ銀行の英国担当チーフエコノミスト、ジョージ・バックリー 氏は、国債買い切りオペで「供給される資金は経済のどこかで使われる はずだが、これが貸し出しに回らず、金融機関が手元に蓄えておくリス クがある」と指摘する。

英中銀のキング総裁は、金融危機に対する当初の対策が十分でない と批判されてきたが、新たな措置について、「長期的には効果がある」 と強調している。この日のオペ対象は、償還期日が2014-18年の英国 債6種だった。

国債買い切りオペは週2回実施される。投資家はまずロンドン時間 正午までに売却価格を提示せずに応募できる。英中銀は午後1時にこの 結果を発表するとともに、購入額を明らかにする。投資家はこれに対し て売却価格を提示して応募できる。第2段階は午後2時15-45分に実 施される。

英中銀の声明によれば、この日は第1段階での応募はなかった。第 2段階の入札では応札額が105億ポンドとなり、倍率は5.25倍だった。

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