2月のビール類出荷9.2%減、景気悪化と値上げ前需要の反動で(2)

ビール大手各社が11日発表した2 月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷数量は、前 年同月比9.2%減と4カ月連続でマイナスとなった。

昨年は3月にアサヒビールが値上げし、2月に値上げ前の駆け込み 需要が発生したため、その反動が出た。景気悪化による買い控えや昨年 がうるう年で今年の営業日が少ないことも響いた。ただ、昨年に比べて 今年は暖冬だったこともあり、減少率は1月の18.6%から縮小した。

出荷数量全体は3120万7000ケース(1ケースは大瓶20本換算)。 このうち、ビールが同23%減の1459万8000ケース、発泡酒は同 20%減の721万1000ケースだった。ビール、発泡酒ともに7カ月連続 で前年を割り込んだ。

「第3のビール」の構成比30%超と最高に

一方、第3のビールは同47%増の939万8000ケースと12カ月連 続でプラスだった。景気悪化が一段と進むなか、消費者の節約志向がさ らに強まっており、割安な第3のビールへの人気が継続した。ビール類 全体に占める構成比は、ビールが46.8%と過去最低だったのに対し、 第3のビールは30.1%となり、過去最高を更新した。

メーカー別では、アサヒ、サントリー、サッポロビールが減少。昨 年は2月に値上げを実施して出荷数量が大幅に減ったキリンビールは、 50%以上のプラスとなった。

アサヒ、キリンなど大手4社がオリオンビールを含む5社分の各数 値を発表した。

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