米ヘッジファンドの本拠地グリニッチの住宅販売、2月は77%減

米国のヘッジファンドの多くが 本拠地とするコネティカット州グリニッチの住宅販売は2月に前年同月 比で77%減少した。ウォール街の金融機関の人員削減や、買い手が高 額物件の購入を手控えたことが背景にある。不動産ブローカーのプルデ ンシャル・コネティカット・リアルティが11日明らかにした。

プルデンシャルのリポートによると、2月の売却件数は17件で、 前年同月の75件から大幅減。200万ドル(約1億9700万円)-300 万ドルの物件販売は80%減少した。売買価格の中央値は2%低下し 176万ドルだった。

グリニッチの元市長で不動産関連弁護士のロジャー・ピアソン氏 は「グリニッチは裕福ではあるものの、世界の一部であることに変わり はなく、ほかの都市と同じように、不動産などを含む非流動資産の価値 をめぐり買い手と売り手が合意できない状況に見舞われている」と指摘 した。

ブルームバーグ・データによると、銀行や保険会社、証券会社が 今回のリセッション(景気後退)で過去一年間に北米で実施した人員削 減は18万人超。グリニッチはニューヨーク・マンハッタンの北東に位 置し、車で1時間の距離にあり、約6万1000人が居住している。ウォ ール街のベッドタウンであるとともに、100を超えるヘッジファンド が本拠を置くことから、ヘッジファンドの「首都」として知られる。

プルデンシャルのブローカー、ジョン・クック氏によると、2月 の500万ドル超の売買は1件だけだった。前年同月は8件。売れ残り 物件は16%増加し、2月末時点で605件だった。

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