キヤノン:来期純利益は今期比5割増の1500億円へ-投資家に説明(3)

デジタルカメラ世界最大手のキヤ ノンが来期(2010年12月期)の連結純利益を今期予想比53%増の 1500億円と予想していることが分かった。11日開催の投資家・アナリ スト向けの経営方針説明会で資料を配布した。

売上高は同5.7%増の3兆7000億円を予想している。資料による と、今後、在庫削減の徹底や消費地生産、生産の一層の自動化などを進 め、来期は3期ぶりの増収増益を目指す。

キヤノンは昨年3月の経営方針説明会で10年12月期の業績につい て、売上高6兆円、純利益6000億円以上の目標を掲げた。しかしその 後、米金融危機を引き金に世界経済は急激に悪化、主力のデジカメや事 務機の不振や円高で、今期の純利益は10年ぶりの低水準に落ち込む見 通しになっている。

説明会に出席した東海東京調査センター東京調査部広瀬治シニアア ナリストは、キヤノンの業績不振の要因の8割が円高によるもので、こ の日の説明は「そのマイナス影響を吸収する体制をどう社内でつくって いくか、の問いに対する答えだと思う」と述べた。キヤノンの今期想定為 替レートは1ドル=90円、1ユーロ=120円で、営業利益を2700億円下 押しする。

キヤノンの株価終値は前日比140円(6.6%)高の2275円。

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