日東電株1カ月ぶり高値、液晶材料の底打ち期待-中国の需要喚起策も

電子材料大手の日東電工の株価が 一時前日比7.6%高の1896円と急騰。2月9日以来、約1カ月ぶりの 高値水準戻した。10日公表の2月の売上高動向で、液晶表示関連材料 の売上高が改善したことが分かった。中国政府の需要喚起策もあって液 晶テレビの生産が足元で伸びており、関連材料事業が底打ちし、回復に 向かうと期待された。

2月の連結売上高は前年同月比44%減、前月比では4%増えた。 主力の液晶フィルムが前月比16%増と、高い伸びを示したことが1月 より改善した背景。液晶フィルムの前年同月比は43%減だった。日東 電IR担当の板倉正幸氏によると、液晶関連業界はほかの業界に先駆け て在庫調整を行い、在庫一巡感が広がっていた上、中国の家電に対する 需要喚起策もあり、「台湾のパネルメーカーを中心に生産が回復してい る」(板倉氏)という。

ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは11日付の投 資家向けメモで、「液晶フィルムは会社計画以上に早いタイミングで回 復している。4月以降の見通しは不透明だが、3月の前月比2けた増は 見えてきている」と指摘、液晶フィルムの底打ちが確認できる内容だと している。同氏は「株価も底値固めに入ろう」と予測、投資判断「中 立」を維持した。

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