インデクH株がストップ高気配、目先の資金調達めど立ち買い戻し集中

携帯電話向け情報配信などを手掛 けるインデックス・ホールディングスの株価がストップ高(値幅制限の 上限)に当たる前日比400円(17%)高の2720円で買い気配。第三者 割当増資の実施を発表したことを受け、目先の資金調達にめどが立った と見た向きの買いを集めた。市場では、信用取引による売り方の買い戻 しも指摘されている。

インデクHは10日夕、総額約40億7900万円の第3者割当増資を 27日付で実施すると発表した。引き受け先は落合アソシエイツ(東京 都渋谷区)、日本振興銀行(東京都千代田区)、NISグループの3社。 最大の引き受け先となる落合アソシエイツは、インデクHの落合正美会 長兼社長が社長を務める経営コンサルティング会社。調達資金の大半は、 金融機関からの借入金の返済に充て、財務体質の改善を目指す。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長によれば、「フィスコ株を借 入金担保にするなど、資金繰り難に陥っているとの思惑が広がっていた だけに、ひとまず直接金融による資金調達にめどが付いたことをきっか けに、信用取引での買い戻しなどショートカバーが膨らんだ」という。 インデクHの6日時点での信用売り残は1万2268株と、約2カ月ぶり の高水準に積み上がっている。

会社側は、今回の資金調達で借入金を減らすことにより、金利負担 が軽減し、営業キャッシュフローも改善すると見込む。前期末時点での 有利子負債は468億円。金利負担額については、2006年8月期に3億 2100万円、07年8月期に5億5800万円、08年8月期に8億3200万 円と、前期まで増加ピッチが加速していた。

赤字続く、買い継続性に疑問も

一方、インデクHの業績は、主力の携帯電話向けシステムやコンテ ンツ(情報の内容)の配信が苦戦、買収先企業の低迷などもあり、前期 (08年8月期)連結決算で302億円の最終赤字を計上した。今期も第 1四半期(08年9-11月)が16億円の連結最終赤字と、資本き損へ の警戒感は根強い。「キャッシュフローを安定的に生み出せる事業分野 を見出せず、本業の厳しさに変わりないことを考えると、買いの継続性 は期待できない」と、秋野氏は見ていた。

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