豪マッコーリー:評価損計上や資金調達も-自社ファンドの損失受け

【記者:Malcolm Scott】

3月11日(ブルームバーグ):オーストラリア最大の投資銀行、 マッコーリー・グループが上場するファンド14本は今年に入って時価 総額が43億豪ドル(約2700億円)減少した。これを受けて、同行が 評価損計上や資金調達に動くとの観測が強まっている。

ブルームバーグの集計によると、ファンドの時価総額は10日時点 で97億豪ドルと、昨年末の140億豪ドルから31%減った。マッコー リーの2008年10-12月(第4四半期)最新報告によれば、同行はい わゆるサテライトファンドに0-26%出資しており、9月末時点での 持ち分は27億豪ドル相当だった。

アナリスト5人の予想中央値によると、マッコーリーが上場と未 上場のファンドについて、すでに公表している20億豪ドルに加え、7 億豪ドルの追加評価損の計上を迫られる可能性がある。ペンガナ・キ ャピタル(メルボルン)で運用に携わるティム・シュローダー氏は、 借り入れた資金で有料道路や空港を買収し、それをファンドに分離す る同行のビジネスモデルが、信用収縮で時代に沿わなくなってきたと みている。

一方、UBSのアナリスト、ジョナサン・モット氏らは2月26 日のリポートで、サテライトファンドに対するマッコーリーの持ち分 の価値が約15億豪ドルと、9月末時点を下回る恐れがあると分析。そ れに伴う評価損計上で、資本基準を満たさなくなるリスクが表面化し、 資金調達を迫られる可能性を指摘した。

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