シェルなど石油メジャー、資源へのアクセス容易に-原油下落で

欧州最大の石油会社、英蘭系ロイ ヤル・ダッチ・シェルなどの石油メジャー(国際石油資本)による埋蔵 資源へのアクセスが容易になる可能性がある。原油相場の下落に伴い、 資源保有国による油田開発が一段と困難になり、これらの国々が開発資 金や技術を必要としているためだ。

原油相場が過去最高水準にあった時期には、シェルや競合する英 BPや米エクソンモービルは保有埋蔵量を増やすのが難しい状況にあっ た。エネルギー資源を保有するロシアやベネズエラなどの国々は、自国 のエネルギー資源の権益比率を拡大するため開発契約の再交渉を行った。 原油相場は最高値に達した昨年7月以降、1バレル当たり約100ドル 下落している。

イェルーン・バンデルベール最高経営責任者(CEO)は4日、 ロンドンでブルームバーグ・ニュースとのインタビューに応じ、「原油 相場は下落しており、しばらくの間、低水準にとどまる可能性がある。 その結果、資源へのアクセスも容易になるだろう」と予想。「現時点で はそうなっていないが、いずれそうなる」との見通しを示した。

シェルは2007年、ロシアで進めていた220億ドル(約2兆2000 億円)規模の石油・ガス開発プロジェクト「サハリン2」の経営権譲渡 を余儀なくされた。ロシアの規制当局が環境保護を理由に同プロジェク トの認可を取り消す可能性を示唆。その後、ロシア国営のガス輸出企業 ガスプロムが経営権を掌握した。

バンデルベールCEOは「ロシアでどのように事業を進めればい いかを学んだ。ロシアへの投資を非常に強く望んでいる」と述べた。

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