スタジオア株が急騰後に下落、入園入学撮影好調も成長戦略が不透明

子供写真館大手のスタジオアリスの 株価が乱高下。10日公表の2月の売上高は前年同月比9.4%増の13億 4200万円と好調だったが、昨年は秋の七五三シーズンに苦戦したため、 現段階では積極的に買えないとみられているようだ。

株価は取引開始直後に前日比6.5%高の700円を付けたが、急速に 値を下げ、午前10時41分現在は2%安の644円で取引されている。

岡三証券企業投資調査部の鵜崎和彦シニアアナリストは同社株につ いて、「業績は堅調で、現状の株価は底値圏だとは思うが、成長戦略が 見えず、買い上げる材料に乏しい」と話す。

鵜崎氏は、スタジオアが七五三撮影の平準化や各種キャンペーンな どで売上高を伸ばしている点を評価する一方、「出店余地が狭まり、成 長余力が小さくなっている」点を憂慮している。こうした状況をカバー する新しい成長戦略が会社側から提示されておらず、同社株の投資判断 を「中立」としている。

同社経営企画室の中井俊宏氏によると、3月の業績は前年同月並み と、計画通り推移している。人気タレントのベッキー(25)がデザイン した入園入学用の撮影衣装が好評という。

スタジオアの今期(09年12月期)の連結業績予想は、売上高が前 期比1.8%増の320億円、営業利益が同9.4%増の34億5000万円。1株 利益(EPS)は90円22銭を見込む。

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