東京外為:円が対ユーロで弱含み、株反発で欧州通貨に買い安心感

朝方の東京外国為替市場では円が対 ユーロで弱含み。前日の欧米株に続き日本株が反発しており、投資家の リスク許容度が改善するとの観測から欧州通貨や資源国通貨に買い安心 感が広がっている。

円は対ユーロで1ユーロ=125円台前半から一時、125円71銭まで 下落。対オーストラリア・ドルでも一時、4営業日ぶりに1豪ドル=64 円台へ値を下げている。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の久保信明バイスプレ ジデントは、株価の反発の持続性については不透明な部分が残るとしな がらも、「少なくともきょうについてはアジア株が底堅く動くことが拠 り所になってくる」と指摘。そうしたなかでは、「クロス円(ドル以外 の通貨の対円相場)を中心に底堅い動きが出てくる」とみている。

一方、朝方発表された日本の1月の機械受注は大幅な落ち込みと なったが、マイナス幅が予想範囲内にとどまったため、相場への影響 は限られている。

ドル・円相場は1ドル=98円台後半でのもみ合いが継続。久保氏は、 「日本で悪い数字が出るなどして新たに日本の悪さがクローズアップさ れているが、今までの蒸し返しである部分が多い」と指摘する。

内閣府が11日発表した1月の機械受注統計によると、国内民間設備 投資の先行指標である船舶・電力を除く民需(コア機械受注)は、前月 比3.2%減、前年同月比39.5%減となった。ブルームバーグの事前調査 では、それぞれ4.8%と40.0%の減少が見込まれていた。

株反発でユーロ・円上昇

10日の米株式相場は急反発。シティグループが1-3月(第1四 半期)は2007年以来で最良の業績になるとの見方を示したことを受け、 金融危機の最悪期は過ぎたとの思惑が強まった。

株価の上昇を背景に、海外市場では欧州通貨や資源国通貨を買い 戻す動きが活発となり、ユーロは対円で一時、126円5銭と約2週間 ぶりの高値を付けた。

また、株高を受け、これまで逃避通貨として選好されてきたドルの 買い圧力も弱まった。ユーロは対ドルで2週間ぶり高値となる1ユーロ =1.2822ドルまで上昇。その後は1.26ドル台前半まで反落したが、11 日の東京市場では1.27ドル台を回復している。

--共同取材 曽宮一恵 Editor:Tetsuzo Ushiroyama,Norihiko Kosaka

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