パシフィH傘下の日レジと日コマ大幅安-Jリート全体は小高い(2)

東京地裁に会社更生手続き開始を 申請した不動産関連パシフィックホールディングス傘下の不動産投資信 託(日本版REIT)の日本レジデンシャル投資法人と日本コマーシャ ル投資法人の投資口価格(株価に相当)が大幅安。スポンサー(設立母 体)であるパシフィックHの経営破たんを受けて、資金調達能力に対す る懸念から売りが広がっている。

午前10時6分現在、日本レジデンシャル投資法人の投資口価格は 前日比1700円(4.3%)安の3万8250円。日本コマーシャル投資法 人は同2000円(4.4%)安の4万3000円で、一時、ストップ安(値 幅制限いっぱいの下落)となる同4000円(8.9%)安の4万1000円 まで下げた。

一方、パシフィックHの破たんによる影響は傘下のJリートだけに とどまるとの見方から、Jリート市場全体は上昇している。同じく破た んしたニューシティ・レジデンス投資法人のスポンサー選定が進んでい ることが好材料となっている。東証REIT指数は前日比3.43ポイン ト(0.5%)高の751.90ポイント。

新生証券の宮川淳子シニアアナリストは「パシフィックH傘下のJ リート2銘柄は大幅安となっているが、パシフィックHの破たんで今後 の資金調達能力に影響が出るのではないかとの懸念から売りが出ている ようだ。ただ、パシフィックHの破たんは他のJリートには影響してい ない。同じく破たんしたニューシティ・レジデンス投資法人の入札が進 んでいることが好感されている」と述べた。

パシフィHが東証で10日開示した資料によると、パシフィHは10 日、東京地裁に会社更生手続き開始を申請して受理された。不動産価格 低迷で債務超過に陥り、海外投資家からの資金調達もできずに資金繰り に行き詰まった。負債総額は1636億円で今年3番目に大きい上場企業 破綻(たん)になる。

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