現金から株式に資金シフトを、回復局面を逃すな-グランサム氏

【記者:Sree Vidya Bhaktavatsalam】

3月10日(ブルームバーグ):米資産運用会社グランサム・マ ヨ・バン・オッタールー(GMO)の最高投資責任者(CIO)、ジ ェレミー・グランサム氏(70)は、投資家向けリポートで、「死後硬 直」が始まる前に、資金を現金から株式に移すよう勧めている。

同社ウェブサイトは10日、3月4日付のグランサム氏のリポー トを掲載。同氏は「例によって多額の現金を保有する人々は、相場回 復のかなりの部分に乗り遅れるだろう」とし、恐怖で身がすくんでい るためだと説明した。

グランサム氏は10年以上にわたり、株式への弱気スタンスを維 持してきたが、昨年その見方を覆した。今年1月以降は、S&P500 種株価指数が回復に先立って600を割り込む可能性があるとの見通し を変えていない。S&P500種は終値ベースで9日に676.53と、 1996年9月以来の安値を付けた後、10日は6.4%高の719.60で終了 した。グランサム氏の考えを基に計算すると、S&P500種の適正価 値は900だ。

同氏は「底値が決してつかめないものであることを忘れてはいけ ない」と指摘。株価が今後7年で、インフレ調整後で10-13%のリ ターンをもたらすと予想している。

グランサム氏は10年以上、株価に厳しい見方を取り続けたこと から同僚からは「永久弱気派」の異名をとっていた。2007年4月に 同氏は、世界が「世界的なバブル」の真っ只中にあると述べていた。

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