米シェブロン:推定埋蔵地43カ所を掘削-生産落ち込み阻止へ

米2位の石油会社、シェブロンは 10日、同社の2008年の生産量が03年以降で最大の減少率を示したこ とを受け、オーストラリアやカナダなどで主要な推定埋蔵地43カ所を 掘削していることを明らかにした。

シェブロンのデービッド・オライリー最高経営責任者(CEO) はニューヨークで開いたアナリストとの会合で、新規の埋蔵地の開発に より、買収を行うことなく09年の目標である4%の生産増を達成でき るとの見通しを示した。同社は今年、石油資源の拡大や製油事業の拡充 に向け228億ドル(約2兆2500億円)の投資を計画。原油相場が昨年 7月に付けた過去最高値から約100ドル下落した後も設備投資予算を 変更していない。

シェブロンの生産量は9四半期連続で減少している。オライリー CEOは、掘削装置(リグ)や油田開発関連サービスのコストがピーク だった08年の水準近くにとどまっているにもかかわらず、生産の落ち 込みを食い止めることを目指している。同社の昨年の石油生産コストは 1バレル当たり10.49ドルと、競合する米エクソンモービルを20%上 回った。

オッペンハイマー(ニューヨーク)のアナリスト、フェデル・ガ イト氏は「利ざやの縮小につながる」と指摘した上で、「昨年締結した 供給契約に関して取れる手立てはあまりない。再交渉を行うことはでき ない」との見方を示した。

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