日本株急反発、米金融不安後退で輸出や金融など全面高-機械受注安心

朝方の東京株式相場は、4営業日 ぶりに急反発している。米シティグループの足元業績の好転を受けて金 融不安が後退、米景気や金融動向の影響を受けやすい輸出関連株や金融 株中心に東証業種別33指数すべてが上昇している。国内1月の機械受 注が予想ほど悪化しなかったことも、不安心理を和らげた。

コスモ証券営業サポート部の清水三津雄副部長は、「一番懸念され ていたシティの株価上昇は日本の銀行などにも追い風になる」との見方。 さらにきょうは、中国の2月の貿易収支が発表予定で、「良い結果とな れば、このまま上昇の勢いが続く可能性がある」と話している。

午前9時18分時点の日経平均株価は前日比268円59銭(3.8%) 高の7323円57銭、TOPIXは21.91ポイント(3.1%)高の

725.41。東証1部の売買高は概算で2億1421万株。値上がり銘柄数 は1439、値下がり銘柄数は79。

米シティの1-2月黒字、機械受注悪化は予想以下

米シティグループのビクラム・パンディット最高経営責任者(CE O)は社内向け電子メールで、1-2月の業績が黒字だったことを明ら かにし、10日の同社株は38%高と急伸した。シティは、過去5四半期 連続で赤字を計上していた。また、バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は同日、金融システムと経済の「過剰な動きを引き起こ さないようにするため、規制と会計基準を見直すべきだ」と述べている。

米金融不安が景気の落ち込みを一段と深刻化させるとの警戒が後退 したほか、1月の国内機械受注は前月比3.2%減とブルームバーグの事 前調査(4.8%減)ほど悪化しなかった。こうした材料を受け、朝方の 東京市場では輸送用機器や電気機器、機械などの輸出関連株、銀行や保 険、その他金融など金融株中心に幅広く買いが増加している。

東芝が急伸、東洋水は大幅安

個別に材料が出ている銘柄では、2010年3月期の連結営業損益が 1000億円の黒字になる公算が大きいと11日付の日本経済新聞朝刊が 報じた東芝が急伸。未定としていた期末配当を20円にすると発表した JFEホールディングスは大幅高となった。日本経済新聞社が日経平均 株価の採用銘柄にすると発表したマルハニチロホールディングスも高い。

半面、期待された日経平均に採用されなかった東洋水産は大幅安と。 東京地裁に会社更生法の適用を申請したパシフィックホールディングス が売り気配値を切り下げている。

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