モルガンSの福田氏:長期金利、6月まで1%に低下-需給や日銀緩和

モルガン・スタンレー証券債券調 査本部エグゼクティブディレクター・金利ストラテジストの福田範行氏 は9日、円債市場について、「4月以降に需給が改善して、金利は下が るとみており、10年債利回りは6月までに1%へ低下する」と述べた。

福田氏は、金利低下要因として、今後、消費者物価指数(CPI) が低下に向かい、デフレ感が強まれば、投資家の目線も変化してくると みているほか、日本銀行が追加緩和を行うと予想しているためだ。

さらに、「今は年金の株式購入がおう盛だが、4月からは減少する と見る方が妥当」と語り、企業業績の大幅悪化やアセットアロケーショ ン(資産配分)の観点から日本株購入が一巡すると解説。また国内に個 人の資金が滞留し、徐々に債券市場へ流入するとも話した。

日銀の金融政策に関しては、「ゼロ金利や量的緩和に抵抗感がある ようだが、短期市場に潤沢な資金を提供するのは必要不可欠」と指摘。 「増え続ける国債に対して、日銀が何も対応しないと金利は悪い上昇に なりかねない」と語り、「短期国債の買い入れ増額が必要」との見方を 示した。

モルガン・スタンレー証券では、2009年(暦年)の日本の実質経 済成長率見通しを前年比マイナス4.0%と予想している。

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