ECBのメルシュ氏:「行き過ぎた低金利」は危機を長引かせかねない

欧州中央銀行(ECB)の政策委 員会メンバーでルクセンブルク中央銀行総裁のメルシュ氏は10日、 「行き過ぎた低金利」のメリットについては「懐疑的」だとの考えを 示した。

メルシュ氏は、ルクセンブルクで行われたパネル討論会に出席し、 行き過ぎた低金利は「銀行がバランスシート(貸借対照表)を修復す る動機とは決してならず、銀行が抱える問題を長引かせる可能性すら あると思う」と指摘した。

ECBは先週、政策金利を0.5ポイント引き下げ、過去最低の

1.5%とした。トリシェECB総裁は第2次世界大戦後最悪のリセッシ ョン(景気後退)に対処するため、追加利下げも辞さない構えを示し た。

ECBは現在、利下げ余地がなくなった場合の政策措置を明らか にするよう求められている。メルシュ氏は、非伝統的な政策措置を取 る場合は例外なく銀行システムを通じたものであるべきだとの考えを 示した。

同氏はさらに、ECBのバランスシートを拡大させるよりも、短 期金利を使って政策を運営する方が良いと指摘した。

-- Editor: Philip Sanders

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