ECBのウェーバー氏:政策金利1%未満にするべきではない

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、ウェーバー独連銀総裁は10日、同中銀の政策金利を1% 未満に引き下げるべきではないとの見解を表明した。また、中銀預金 金利は現行の0.5%を維持することが望ましいとの考えを示した。

同総裁はフランクフルトでの記者会見で、「政策金利の下限は1% だと思う」と述べた。「中銀預金金利をゼロにすることにも問題があ ると思う。0.5%を維持するのが望ましいと考える」と付け加えた。

主要な政策手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買い オペ=レポ)最低応札金利がゼロに近づくなかで、ECBの下限政策 金利である中銀預金金利に注目が集まる。ECBは先週、最低応札金 利を1.5%に引き下げた。中銀預金金利は0.5%。

トリシェ総裁は5日の利下げ後の記者会見で、預金金利の0.5% は「非常に非常に低い」と述べていた。ECBが昨年10月に金融シス テムへの無制限の資金供給を開始して以来、銀行間金利は中銀預金金 利に向けて低下している。

ウェーバー総裁はまた、ユーロ圏経済は2010年1-6月(上期) までマイナス成長が続く可能性があるとの見方を示した。ただ、融資 拡大に向けた一段の措置は銀行システムを通して行うのが望ましいと し、ECBが直接資産を購入することには慎重な考えを示した。

同総裁は「銀行セクターの頭越しに行動するのは適切ではない」 と指摘。仮にそうすれば、「銀行セクターは自らの役割を果たしてい ないということになってしまう。われわれはそのようには分析してい ない」と述べた。

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