金融庁:貸し渋り・はがしで「集中検査」4-6月実施へ-大手行など

金融庁は10日、大手行などに貸し 渋りや貸しはがしの実態を検証する集中(ターゲット)検査を4月から 6月にかけて実施すると発表した。金融混乱の深刻化で資金繰りが悪化 した企業に必要な資金を供給できるよう政府として促す。この3月末の 状況も検査対象とするため、年度内の効果が期待できるとみている。

貸し渋り・貸しはがしを対象にした検査は初めて。苦情が多い地域 金融機関にも立ち入る。中小企業向けに加え、社債やCP(コーマーシ ャル・ペーパー)の発行が難しくなっている中堅・大手企業への融資が 適切に行われているかなどを検証する。検査の結果、著しく悪質な場合 は行政処分を発動する。

金融庁は集中検査とは別に、①経済対策として政府が100%保証す る緊急融資は自己資本比率が低下しないようカウントしない②無担保融 資やシンジケート・ローン(協調融資)で借り手側に求めるコベナンツ (財務制限条項)を緩和しても不良債権に分類しない――などを柱とす る金融円滑化策も発表した。

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