20歳でパパなら子供の頭も元気、50歳だと人生の疲れが響く?-研究

父親が歳を取ってから生まれた子供 は知能テストの得点が、若い父親の子供に比べ低いことが、最新の研 究で分かった。人生を生き抜いてきた疲れが、子供に伝わるのかもし れない。

オーストラリアと米国の研究者らが1959-1965年にかけて集め られた3万3437人分の子供のデータを調査したところ、父親が20 歳のときに生まれた子供の知能指数(IQ)は50歳の時の子供に比 べ、平均で2ポイント高かった。子供の平均IQは多くのテストで、 父親の年齢が上がるのに伴い下がったという。研究結果はオンライン 科学誌のパブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス・メディスン で9日発表された。

研究チームの一員ではないロイヤル・カレッジ・オブ・サージョ ンズ(ダブリン)の精神科医、メアリー・キャノン氏は同誌の評論で、 子供の健康に対する父親の年齢の影響については一段の研究が必要だ と指摘した。

今回の研究は一人っ子を対象に行い、8カ月と4歳、7歳の時点 で測定された知能指数を分析した。研究を率いたクイーンズランド大 学(オーストラリア)の精神科医、ジョン・マクグラス氏によれば、 家計の収入など影響を与え得る要素を調整して比較したという。

データでは、比較的高齢で出産した母親の子供のIQが高いとい う従来の研究で示された傾向も裏付けられた。

マクグラス氏は、年齢の高い男性の精子には突然変異の要因が含 まれる確率が高いとの仮説を示し、女性の卵子は女性が生まれる前に 体内で作られているため、突然変異を引き起こす要因となり得る放射 能や化学物質など環境有害物質の影響を受けないが、男性の精子は男 性の生涯を通じて作られ続けるため、遺伝子のコピーで間違いが起こ りやすいと説明した。

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