ニューシティ:大和ハウス・政投銀連合も支援企業に名乗り

破たんした不動産投資信託(J -REIT)のニューシティ・レジデンス投資法人の再生支援企業 (スポンサー)候補として、新たに大和ハウス工業と日本政策投資 銀行の連合が名乗りを挙げていることが10日、明らかになった。事 情に詳しい関係者3人が明らかにした。

ニューシティは負債総額1124億円で破たんしたが、関係者によ ると、提示された入札額は1100億円以上としている応札グループも あるという。1124億円以上で決まれば貸し手が負債を毀損しないで 回収できることになる。ニューシティのほかには、米投資ファンド のオークツリー・キャピタルなども入札に参加している。

上場J-REITとして、ニューシティの破たんは第1号で、J -REIT市場低迷の理由のひとつとなっている。それだけに今後 の動向が市場から注目されている。再生のための入札が成功すれば J-REIT市場への信頼が回復し、投資資金が再び流入する可能 性もある。

日本政策投資銀行の広報・CSR室課長の吉田淳一氏と大和ハ ウス工業の広報担当の海宝昇氏は、入札についてコメントを避けた。 また、ニューシティの資産運用会社のシービーアールイー・レジデ ンシャル・マネジメントの広報担当者はニューシティについての取 材はすべて断っている、と述べた。

ニューシティ・レジデンス投資法人の再生計画では、日興シテ ィグループ証券がフィナンシャル・アドバイザー(FA)に選定さ れている。スポンサー企業を選定したうえで、裁判所に再生計画を 2009年4月7日までに提出する予定。

ニューシティのウェブサイトによると、同投資法人は住宅型の 不動産投資信託で賃貸可能戸数は6766戸、不動産取得価格は1841 億円。

新生証券の宮川淳子シニアクレジットアナリスト「ニューシテ ィのスポンサー決定は市場でも注目されている。資金調達難から破 たんはしたものの、保有資産の価値がさほど毀損されていなかった ことが示される事例となるだろう。スポンサー決定を弾みに、J- REIT市場への期待が高まるだろう」と述べた。

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