OKI:今期純損失480億円に拡大-費用追加削減、賃金カットも(2)

沖電気工業(OKI)は10日、今 期(2009年3月期)の連結業績予想を下方修正し、純損失が480億円 (従来予想は330億円)になる見込みだと発表した。本業の収益悪化に 加え、為替差損や株式評価損が響く。

売上高は5550億円(前期比23%減)と前回予想の5850億円から減 額。金融機関向けのATMなどのソリューションは堅調で、プリンター や通信機器もほぼ計画に沿って推移したが、情報システムが振るわなか った。営業利益予想は5億円と30億円から減額するが、固定費削減な どで黒字は確保する。

構造改革として、固定費130億円の追加削減を発表。拠点の統廃 合、本社部門人員の3割減と配置転換、役員報酬20-40%カットなどを 打ち出し、一般社員の賃下げも労働組合と交渉中。

同時に公表した10年3月期の事業方針は、ATM、プリンター、 情報通信機器に集中し、ATMは中国や韓国に続き、提携を通じ欧米市 場に展開。通信機器はモバイル事業に参入する。プリンターは他社との 販売提携を進め、太陽光発電用企業向けパワーコンディショナーに新規 参入する。

OKI株の10日終値は前日比1円(1.9%)高の54円。

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