午後の日本株:景気警戒で52週安値銘柄は200超、輸出や素材中心

午後の東京株式相場は下落。景気 の厳しさによる業績懸念から、輸出関連株や素材株、内需関連などに幅 広く売りが継続している。セブン&アイ・ホールディングスやNTT、 KDDI、三菱ケミカルホールディングスなど230銘柄が52週安値を 更新。東証1部銘柄の68%が下落している。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストは、「景気に対し て警戒感の強い取引」と指摘。半面、先物市場には「公的資金と見られ る買いが断続的に入っていることや、政府の市場に対するメッセージが 日経平均株価7000円台を支えている」という。

与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は午前の会見で、「政府は株 価下落をもたらす一般的な信用収縮に対しては断固として立ち向かう決 意だ」と述べた。

午後1時13分時点の日経平均株価は前日比41円32銭(0.6%) 安の7044円71銭、TOPIXは7.85ポイント(1.1%)安の

702.68。東証1部の売買高は概算で10億1357万株。昼休み中の東証 立会外では約269億円のバスケット取引が成立した。

保険や不動産が高い、医薬品は安い

午後の東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種9、値下が り24。保険、不動産、銀行、鉱業、証券・商品先物取引が高い半面、 医薬品、電気・ガス、輸送用機器、化学、卸売が安い。東証1部の値上 がり銘柄数は377、値下がりは1161。

午後の香港ハンセン指数は前日比2.9%高、24時間取引のGLO BEX(シカゴ先物取引システム)米S&P500種指数先物は基準価格 比0.9%高といずれも上昇。株式市場の落ち着きへの期待感も下げ幅を 限定させている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE