武田薬株は続落、糖尿病新薬の米国進展を不安視―きのうはストップ安

9日の取引でストップ安(制限値幅 いっぱいの下げ)となった武田薬品工業株はこの日も下げ、午前終値は 前日比4.2%安の3180円。中長期的な成長をけん引するとみられてきた 糖尿病新薬「アログリプチン」(開発コード名:SYR-322)の米国で の承認の先行きが不透明になり、売りが続いている。

午前の売買代金は365億円で、東証1部1位。出来高は1122万株に 達し、3月第1週(2-6日)の終日平均324万株の3倍超に膨らんだ。

武田薬は6日、米国食品医薬品局(FDA)から「アログリプチン」 が2008年12月に施行された「新糖尿病治療薬の心疾患リスク評価に関 するガイダンス」を満たしていないとの連絡を受けたと発表。9日は売 り一色で、1998年10月9日以来、10年5カ月ぶりの低水準となる3320 円ストップ安比例配分された。

今回の事態を受けて、同社株をカバーする22人のアナリストのうち 10人が武田薬の収益予想や投資判断などを見直した。6人が目標株価を 改定し、新目標株価の平均は4116円。ショックが一巡すれば、収益性な どを考慮して株価水準が戻るとみているようだ。メリルリンチ日本証券 は9日付で、武田薬株の目標株価を4200円と設定、投資判断を「アンダ ーパフォーム」から「買い」に引き上げた。

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