ランド建てプラチナ相場:底入れか、投資需要増で-JPモルガン

米JPモルガン・チェースは、南ア フリカ共和国の通貨であるランド建てのプラチナ相場が既に底入れし た可能性があるとの見方を示した。貴金属の投資需要の拡大とランド 相場の下落を理由として挙げた。

JPモルガン(ヨハネスブルク)のアナリスト、スティーブ・シ ェパード氏は9日付の調査文書で「ランド建てのプラチナ系貴金属相 場サイクルが底入れした可能性があると判断する準備ができている」 とし、「より広範囲な市場でのプラチナ関連株低迷も最悪期を脱したよ うだ」との見方を示した。

自動車販売の減少によりドル建てプラチナのスポット価格は昨年、 39%下落した。プラチナは主に自動車の触媒コンバータ(浄化装置) に利用される。JPモルガンは2009年のプラチナ相場の見通しを12% 引き上げ1オンス当たり981ドルに、10年の予想については3.5%上 方修正し1138ドルとした。

JPモルガンは、貴金属の投資需要の拡大とランドの下落により、 「ランド建てのプラチナ系貴金属相場の下落リスクは非常に低下して いる」と指摘する。対ドルのランド相場は今年に入って11%下落して いる。

JPモルガンは、世界4位のプラチナ生産会社アクエリアス・プ ラチナムの投資格付けを「アンダーウエイト」から「ニュートラル(中 立)」に引き上げた。

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