短期市場:翌日物0.10%付近、期末越え物は低下傾向-レポ低位安定

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.10%付近で横ばい。準備預金の積み最終日を週末に控えて、大半の銀行は 積み上げが進んでいる。金融機関の手元資金には余裕があり、期末越え物の取 引金利は低下傾向との見方だ。

翌日物は前日の加重平均0.103%に対し、大手銀行の調達が0.09-0.10%、 地方銀行や信託銀行は0.11-0.13%から調達を始めた。その後は0.08-0.11% にレンジをやや下げている。市場関係者によると、朝方は一部銀行が試し取り (ストレスチェック)を実施し、金利がやや高めだったという。

一方、ターム(期日)物では、年度内に期日を迎える2週間物が0.14-0.15% と、落ち着いた水準で推移している。期末を越える取引では、3週間物の調達 希望金利が0.55%程度、1カ月物は0.45%程度で推移している。

インターバンクの市場関係者は、期末越えの資金について、日銀の供給オ ペや一部銀行からの資金放出があるため、調達を急ぐ動きはないとして、取引 金利は低下傾向にあるという。

レポも低位安定、TB利回り低下見通し

レポ(現金担保付債券貸借)は11日や12日の受け渡し分が0.11%付近と、 実質的な下限域で推移。日銀は午前、資金供給目的の国債買い現先オペ(3月 12日-13日)を前日より5000億円少ない2兆円に減額した。3兆5492億円の 応札が集まっており、応札倍率は1.77倍と、前日の札割れから回復した。最低 落札金利は前日と同じ下限0.10%だった。

この日の国庫短期証券(TB)3カ月物9回債入札は、レポ金利の低位安 定を背景に落札利回りが低下しそうだ。TB3カ月物7回債利回りは0.23%付 近で推移しており、前回の入札の最高落札利回り0.2729%を4ベーシスポイン ト程度下回っている。

この日の当座預金残高は前日比8000億円減の10兆9000億円程度、準備預 金残高(除くゆうちょ銀)は同3000億円減の8兆円程度になる見込み。

準備預金が徐々に縮小され、積みの進ちょく率かい離幅は6%台まで抑制 されているが、引き続き資金需給には余裕がある。日銀が潤沢な資金供給の姿 勢を継続すれば、年度末を含む3月分の積み期間(3月16日-4月15日)も 金利上昇圧力は抑えられるとの見方が出ている。

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